I is for Insane

統合失調症患者が綴る雑記

仕方ないよ

人並みの人生を歩めなかった。でも、統合失調症患者が健常者と同じような人生を歩みたい、なんて期待するのは馬鹿げてる。そりゃそうだ。


なんとなく、つらい経験をしたからこそ理解できることがあるような気がしていたけど、それも間違いだったのかもしれない。

 

社会的な死とでも呼ぶべき状態が確かにあって、生きているけれども決して幸福だなんて感じることはできない。将来に期待したぶんだけ失望は積み重なる。期待や希望こそが苦しみの源泉なわけだ。まるで聖属性が弱点のアンデッドみたいな存在。


まあ、仕方ない。その一言に尽きる。実際には何の意味も持たない「仕方ない」という言葉が、ちりとりにゴミを集めるほうきのように私の人生を回収していく。