空洞
自分が何も出来ない人間のように感じる。実際、ほぼその通りだろう。スポーツに例えると残されているのは消化試合だけ。敗北はもう決定的と言って間違いない。
そして、こういったネガティブな認知自体が自分を苦しめているのも確か。もっとポジティブな、あるいはフラットな認知が出来ればここまで苦しくはないのだろう。
でも、どう足掻いたところで自分はこういう人間なんだ。くだらない勝敗にこだわって、いつまでももがき苦しむ。自分自身を受け容れられないし、理想を描くことすら出来ない。
言葉をまるで装飾のように扱うポップスター、単なる拝金主義のビジネスマン、学問における価値についてメタ認知できないインテリ。そんな人のようになりたかった。
この先には何もない。