思い出

もしかしたら、いまからでも大金を稼ぐことはできるかもしれない。頑張れば知識も増えるし、体力だってもっと鍛えられるはず。でも、絶対に手に入れられないものが少なくとも一つある。

「無いものねだり」、「いま与えられているものに目を向けよ」。この数年間、楽しい出来事は多かったはずだ。それなのに、翌日になれば昨日は遥か遠い過去になってしまう。

友情も愛情も、全ては条件付きだった。俺はなんてバカなんだろう。