I is for Insane

統合失調症患者が綴る雑記

願い

 

冒険活劇だった頃のドラゴンボールが好きだった。ドラゴンボールZになる前かな。世界のどこかにあるドラゴンボールを7つ集めると神龍が出てきて、一つだけ願いを叶えてくれるんだよな。戦闘モノになってからはもう興味ないけど。


でも、よくよく考えたら不思議な力で願いが叶ったとしても全然嬉しくないんじゃないか?大金持ちになっても、素敵なあのコを振り向かせても、「これって自分の実力で勝ち取ったんじゃないんだよなー」って興醒めしそう。


それに比べるとかなりスケールが小さいけど、これに近いことが実際にある。いわゆる障害者年金や各種障害者割引ってやつだ。確かに自分は障害者に該当するだろうし、そのせいで不利益も被っている。年金や割引を得るための正当な権利はあるはず。そして、そのおかげで生きていられる。


でもな、と思う。一言で言うと「かわいそうだから施しをあげよう」ってことでしょ。もちろん、ありがたいことではあるけど「生きさせられてる」感じもする。


別にお金をガンガン稼ぎたいわけじゃないんだ。素敵なあのコは別の人と一緒にいたほうが幸せだろう。


どんな願いが叶うとしても、いまはもうその願いすら思い浮かばないよ。