I is for Insane

統合失調症患者が綴る雑記

「外人」という言葉は差別的か?

 

「外人」という言葉を「外国人」という意味合いで使ったところ、それは良くないと咎められたわけです。「外人」と呼ばれることを忌み嫌う外国人の方々がいらっしゃるのは知ってたものの、それは言葉の問題ではなくて差別する人間の問題だろうと。


統合失調症という病名は、精神分裂病という名称が誤解を受けるとか差別的だという訴えがあったため比較的最近になって誕生したわけです。で、「統合失調症」に対する誤解や差別が無くなったのかどうか。答えは自ずから明らかですね。


つまり、言葉を律したところで差別は無くならないんですよ。だからと言って差別的な発言が許されるわけでもないけど会話には文脈というものがあるわけで、たまたま差別的な意味合いを「含む」言葉を使ったからと言ってそれがイコール差別とは限らないでしょうと。日本人とか外国人とかは便宜的な分類に過ぎないので、日本人だからどうとか外国人だからどうとかは成り立たない。


まあ、誤解されたことも嫌だけどもそのご立派な倫理観と浅はかさがもう嫌で嫌でたまらない。差別は良くない、だから差別する人(もしくは差別するような人)は糾弾すべきであるという思想。「こんなこといいな できたらいいな」って一人で歌ってろよ。個人的には、外国人であっても統合失調症患者であっても嫌いな人間とは付き合いたくないね。もちろん、その逆も然り。


個人を集団と同一視するバカが多すぎる。