I is for Insane

統合失調症患者が綴る雑記

現代社会において最も邪悪な存在はインテリである その2 「トロッコ問題」を考え続けるおバカさんたち

近い将来には自動で運転する車が現実のものになるらしいが、そこで「トロッコ問題」が重要になってくるとのこと。より優れた倫理が問われるわけだ。これは問題設定が明らかに間違っていて、例えば「死ぬはずだった5人や死ぬはずではなかった1人がどういった人間なのか」といった観点が抜け落ちている。「死ぬはずだった5人と死ぬはずではなかった1人のどちらが死ぬほうがマシなのか」というと結局のところ価値の問題に還元されるわけで、絶対的な価値がこの世界に存在しないならば答えは「場合による」としか言いようがない。嵐の5人と小出恵介の場合、犯罪者5人とあなたの愛する人の場合などを考えてみるといいかもしれない。個人の命や価値を「普遍的なもの」として見なすインテリには、「あなた」と「わたし」の違いすらわからないのだろう。